日本ひつじ文化同好会(仮)

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ひつじにとっての「向こう三軒両隣」

「ひつじ」を広辞苑で引くとお隣さんはなんという言葉があるでしょう。

向こう三軒両隣なる言葉がありますが、辞書でいう「向こう」は明確ではないので、両隣からご紹介。

 

右隣

「未」:干支12支の八番目にあたる。動物ではひつじに当てる。

とのことですが、厳密には未=羊ではありません。

そもそも十二支は後付けで漢字に動物を当てているため、国によって未は羊だったり、山羊だったりします。中国では猪⇒豚となっているのは有名です。

日本では気候上の問題から、羊は家畜として定着が難しく、近代に入ってようやくヒツジの認識が上がったため、古来日本人にとって未は龍と同じく、空想上の存在に近かったのではないでしょうか。

「未」をノーカウントとするならそのお隣は...

「筆紙」:筆と紙。文章に書き表すこと。

筆紙で羊に関係する言葉といえば「羊皮紙」なんかがありますね。

物を書く媒体として、石板⇒パピルス⇒羊皮紙...と変わっていきましたが、このご時世パソコンを叩いて文字を記せるんだからすごいなぁと思っちゃいます。

同じ音もカウントするなら

「必至」:必ずそのことがくること。

将棋の必死もこの字を当てるみたいですね。

「必死」:必ず死ぬこと。

....羊の表情からは何か、悟りを得た落ち着きを感じさせるときがあります(笑)。

 

お次左隣

「穭」:刈った後に生える稲。

刈り取った後の稲から青々とまた生えてくる稲には、生命力と哀愁を感じますね...

 

今回使用した辞書は岩波書店広辞苑第六版です。

 

ちなみに向こう三軒両隣の「むこう」ですが.....

「ひつじ」の項目を閉じたとき、重なり合う言葉は「びっくり」でした。

ひつじはやっぱり臆病者なんですかねぇ( ^ω^)・・・