日本ひつじ文化同好会(仮)

ひつじ大好き人間の活動報告場 羊情報大募集中♪

生き急ぐなよ!ひつじの反芻♪


ひつじ(マンクス・ロフタン)の反芻

ひつじの反芻を見てると心が和みますね...

和みませんか(笑)??

 

個体差はあるとは思うのですが、大体の羊は反芻を急ぎません。

自分のペースでゆっくりポクポク草を食み、反芻する。

「な~に生き急いでんのよ」

って言われているみたいで感慨深かったです。


ひつじ(ジャコブ??)反芻

↑はジャコブ!だったかな?

やっぱり角のある羊は大きく、美しい。

羊の穏やかなイメージと、角の屈強さが合わさって神秘的な印象を感じます。

角ありの羊に幸あれ!!

海外のひつじを見に行こう♪ 台湾「清境農場」 桃園→台中移動編

今回は台北移動編です♪

 

羽田空港から台湾・台北までは約4時間のフライト

12時50分成田発→16時05分台北・桃園着の便に搭乗しました。

 

当たり前ですが飛行機の中は外国人しかいません( ;∀;)

いえ正確に言えば、私が外国人なのですが...

海外で話せる人間がいないというだけでこんなにも不安な気持ちになるとは思いませんでした。

もうそれだけでソワソワなのに、何故か他の搭乗客に話しかけられます(涙)

入国ゲートで入国審査カードを書いていただけなのに、アメリカンなマダム、中華系のお父さん、見た目国籍不明の老夫婦、の三人に声をかけられタジタジ。

異国の洗礼を受け、入国審査を済ませすぐに台北に向かいます。

桃園飛行場→台北→台中が初日のスケジュールだったので、まずは台北へ!

 

台北に向かう際にイージーカード(easy card)を購入しました。

 

↓イージーカード台湾のサイトですが、英訳ありです♪

https://www.easycard.com.tw/

このカードは日本でいうSUICAみたいなもので、現金をチャージして使用します。

使用感は全くスイカと同じです♪(カード手数料込みで2000円ほどチャージしました)

桃園の鉄道改札には観光客向けにスタッフが待機しているので、彼らに向かって「イージーカード、プリーズ!」といえば対応してもらえるでしょう♪(スタッフがめっちゃ親切でした!)

 

桃園→台北までは35分ほど。

台北から台中までは台灣高鐵(Taiwan High Speed Rail)を使います。

日本でいうとこの新幹線ですね。台北→台中まで2時間半ほどで繋ぎ、料金も3000円くらい♪自由席でも間隔も広く、足ものびのび伸ばせる♪文句の付けようもなくすこぶる快適!!

なのですが....

改札が複雑でめっちゃ迷います*1

最初はホーム内の広告看板なんか見て楽しめる余裕があったのですが.....

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ダイジョブ、ゲンキ、補給飲料

 

三層構造+両面改札+人、人、人....

方向感覚や地図読みには自信があったのですが、完璧に迷いました!

結局改札のお姉さまに拙い英語で「ここに行きたいのですが、わからんとです...」と尋ねると、「...もうここからじゃ間に合わないから、次の電車に乗りなね...」と改札案内+指定席→自由席振替までして頂きました(涙)

本当に助かりました!そして迷惑おかけして申し訳ないです(-_-;)

改札ゲート前では売店でお弁当(駅弁??)が売られており早速購入!

 

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ミュシャ!?f:id:hituzino:20180418154212j:plain

バイキング形式でお惣菜をパックしてくれるスタイル♪

タマゴ一個おまけしてくれました!(^^)!yes!!

惣菜一個10元(40円)~30元(120円)くらい。安い!

味もうまーーーーい!こってりした甘い味付けが食欲を助長して止まらんです♪

あまりにもおいしいので夜食分の弁当も購入!

 

そんなこんなで無事新幹線に乗ることができ、台中へ。

f:id:hituzino:20180418152444j:plain写真中央の白い建物Butler Hotel に宿泊

駅改札下りてすぐにあるので非常に便利です。

ただ、交通量が多く、歩道がないところが多いので注意が必要です。

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夜はさらに交通量増し!

夜食に買った弁当を食べて就寝

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煮卵と煮卵で、煮卵がダブッてしまった....

旨い。

今回はここまで、次回はいよいよ清境農場です♪

ここまでの反省

・とにかく台北のターミナルは迷いやすいので事前にサイトでMAPを予習すること

 

*1:+_+

海外のひつじを見に行こう♪ 台湾「清境農場」準備編

 

東洋のマチュピチュと言われる「清境農場」

標高1000mを超える高所に暮らす、まさに羊達の桃源郷

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隣国にこんなスポットがあるとは!?

是非とも行きたい!

だが、こんなニッチな目的、ツアーは当然ながら無し...

なら、自力で行くしかない!

ということで行ってきました清境農場

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今回はその反省と感想を含んだ雑記となります。

これから海外の羊を見に行く方、台湾に行かれる方に少しでも参考になればうれしく思います♪

 

準備編

 

初めての海外一人旅だったため、旅券・宿は旅行比較サイトトラベルコを使用しました。URL↓

https://www.tour.ne.jp/

旅券を手配するついでに宿が取れるところが非常に良かったですね♪

台湾までのチケットも非常にリーズナブルですし、宿に関しても5000円程度のところで日本のホテルの中級クラスくらいのところが取れました。

↓こんな感じのお宿。荷物ぶん投げてあるのはお見苦しい限り。見逃してください(涙)

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・お宿と旅券が取れればあとは国内旅行の準備とさほど変わりませんでした。

変圧器も必要ないですし、しいて挙げればパスポートくらいでしょうか。

 

・若干日本より気温が高めなので注意。現地で必要なものはある程度買えますが、せっかくの旅行なので時間のロスにならないよう、上着or着替えは持って行った方がいいかもしれません。かくゆう私がその例なので(ユニクロを探して1時間ほど彷徨いました)。

 

・大活躍アイテムはポケットWIFIです♪多くの方がご存知の通り海外ではケータイ電話のデータローミングをOFFにしないと帰国後悲惨なことになりますので、このアイテムは必須だと思います。

 旅行中日本との連絡手段が確保されますし、何よりグーグルマップを使えば迷子にはなりませんので。

事前にWEBで予約をして、空港で受け取るスタイルが格安です。私は事前予約期間をオーバーしてしまったので(たしか大体の会社が出発日前3日が締め切り)当日契約しましたが...レンタル料も一日1000円未満なのであまり負担にもなりません。

 

・両替に関しては台湾についてから入国ゲート前の両替所で使うお金の分全て両替した方がいいと思います。レート・利便性を考えるとこのポイントで両替するのがベターです♪最初銀行の方がレート良いから街についてから両替しようと思い、一万円分だけ両替しましたが、慣れない海外旅行です。様々なところで予定外のコストが出ます。

 心理的な余裕を持って旅行を楽しむためにも、ここは一気に両替してしまい、足りなくなったらATMや郵便局(後述する予定です)をつかってつぎ足しましょう。

 

・言葉の問題。ざっくり言ってしまえば何とかなります。

僕がこの旅で最も心配だったのが言葉でしたが、台湾は英語と日本語が通じます。

 中学生レベルの英語力+あらかじめ中国語例文(~に行きたいのですが??とか何時に出発しますか??とかの例文です)をメモにストックして見せるスタイルで挑みました。

 最悪単語さえ発音できればコミュニケーションに問題はないのではないでしょうか??というのも何より現地の人がすごく優しいです。中国語話せないからと言って邪険にはしません。こっちが必死に伝えようとすればちゃんと汲み取ろうとしてくれます。なので極論ですがシェイシェイ(ありがとう)とニーハオ(こんにちは)さえ笑顔で言えれば悪いことにはならないと思います。

 公共交通機関空港・電車、バス(ターミナルの職員)の職員のほとんどは英語が使える印象を持ちました。なのでどちらかといえばスピーキングより、リスニングの方が大事なのかもしれません。

この旅の最大の反省は中国語・英語力のレベル不足でしたが、それはマイナスの反省ではなく、「もっと言葉が通じればより楽しめたなぁ」という感じのたぐいのものです。

 

次回は台湾到着から清境農場へのアクセスまでを書きたいと思います。

何か質問等あればコメントから遠慮なくどうぞです🐑

あなたにとっての「ひつじ」とは何ですか?

古来より人間は自然や神への感謝、あるいは償いとして生贄を捧げてきました。

特に宗教における信仰上の儀式には必ずと言っていいほど生贄というプロセスを挟みます。

多くの宗教でみられる生贄の文化は何故あるのでしょうか。

 

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 生贄として捧げられるものは地域によって様々であり...

湖畔、海に信仰をもつなら「魚」を

山に対する信仰ならば「獣」あるいはその骨を

神話を根拠とする強い信仰ならば少年・少女の「心臓」を

 

自然からの恵み、時には命あるものでさえ生贄として捧げる文化が世界中にあります。

「ひつじ」も多くの神話・宗教で犠牲として屠られ、それはもはや犠牲のイコンと言ってもよい存在です。

過越の羊、スケープゴートアザゼルの羊)、「鮮」の漢字の由来(神に捧ぐ鮮なるものの代表として魚・羊を立てた漢字)...

おそらく挙げ切れないほど羊は生贄にされています

 

 

 ひつじが生贄に選ばれる一つの理由として、ひつじの有用性が挙げられます。

古来バビロニアより羊は家畜化され、人々にとって大切な財産として扱われてきました

。(ひつじは衣(ウール)食(肉)住(フェルトによるゲル等)を支えることができる人にとって価値ある動物です)

 生贄に選ばれるものの共通点の中に、「自分にとっての価値あるもの」を捧げるという点があります。神など目に見えない恐ろしい力を持つ存在に対する供物に手を抜くことは許されません。自らにとって価値があると認めるものを自らが選択して捧げることで生贄という儀式が成立します。ひつじを財産とする文化圏での生贄は、当然生贄の対象とする頻度も高くなります。

 

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 話がひつじに逸れましたが、私は生贄という行為は「自分にとって届かないものに対して、リスクを払うことで影響力を持つ」儀式なのだと思います。

たとえ生贄を払い、豊穣祈願しても不作の年になるかもしれません。逆に豊作の年になるかもしれません。その時に、

「するべきことはしたのだからこれでいい」と納得し、

「生贄を捧げたから豊作だったのだ」と、根拠として自らを納得させるための影響力を生むために、人々は生贄を行うのではないのでしょうか。

 

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 自己満足...といってしまえば簡単なのですが、たぶん皆目に見えない大きな力でさえ自分は影響出来るのだと思いたいのではないでしょうか。

宝くじやパチンコなど運の要素しかない出来事の結果でさえも、当たれば嬉しいと思い、自分の力で当てたのだと思いたがります。不慮の事故や病にあったときも何か原因を探ろうとします。

 逆に努力して勝ち取った結果であれば、努力したのだという因果をすぐに見つけ納得できるのでしょう。

 

 犠牲という言葉にはなにやら暗いイメージがついていますが、その言葉の裏にはそれを失い糧としたという意味合いが含まれています。

 

 望む結果を得るためには犠牲が必要なのかもしれません。あるいは犠牲なくその結果が手に入ることもあるでしょう。しかし、犠牲を捧げることで間違いなく納得のいく因果を手に入れることが出来ます。犠牲なく得た幸運は誰の犠牲の上にあるものなのでしょうか。それに無自覚に生きていれば、知らぬ間に自分が誰かのための犠牲として捧げられることもあるのかもしれません。

 あらゆる言葉そのものに善悪はないように「犠牲」もまた悪ではないと思います。

だからこそ、犠牲は尊い言葉だと私は思います。

 

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 羊飼いはひつじの犠牲の上で生活を立たせます。どんなに羊が大切でも羊は犠牲になります。大切だからこそ犠牲にするのかもしれません。漁師が命を賭けて取った魚を、農夫が手塩にかけて育てた穀物を、皆生きる為に、得る為に大切なものを犠牲にします。犠牲とは、得る為に大切に育んだ過程と、捧げる意志こそ見るべきであり、死の側面だけを見て残酷だとか、意味がないと評価するのは惜しい気がしてなりません。

 

 日々生きる為に仕事をします。仕事は自分の時間を捧げて対価をもらいます。ですが時間だけを捧げて生きるならば、そこに熱は生まれません。自分にとって大切なものでなければ、たとえ貴重な時間でさえも「犠牲たる時間」ではないと思います。その時間に賭ける自分の美学や情熱がなければ、生きていてもあまり楽しくないのです。

 私はひつじを調べるときが一番好きな時間です。私にとっての羊(価値あるもの)は羊です(笑)

あなたにとってのひつじとは何ですか??

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ひつじにとっての「向こう三軒両隣」

「ひつじ」を広辞苑で引くとお隣さんはなんという言葉があるでしょう。

向こう三軒両隣なる言葉がありますが、辞書でいう「向こう」は明確ではないので、両隣からご紹介。

 

右隣

「未」:干支12支の八番目にあたる。動物ではひつじに当てる。

とのことですが、厳密には未=羊ではありません。

そもそも十二支は後付けで漢字に動物を当てているため、国によって未は羊だったり、山羊だったりします。中国では猪⇒豚となっているのは有名です。

日本では気候上の問題から、羊は家畜として定着が難しく、近代に入ってようやくヒツジの認識が上がったため、古来日本人にとって未は龍と同じく、空想上の存在に近かったのではないでしょうか。

「未」をノーカウントとするならそのお隣は...

「筆紙」:筆と紙。文章に書き表すこと。

筆紙で羊に関係する言葉といえば「羊皮紙」なんかがありますね。

物を書く媒体として、石板⇒パピルス⇒羊皮紙...と変わっていきましたが、このご時世パソコンを叩いて文字を記せるんだからすごいなぁと思っちゃいます。

同じ音もカウントするなら

「必至」:必ずそのことがくること。

将棋の必死もこの字を当てるみたいですね。

「必死」:必ず死ぬこと。

....羊の表情からは何か、悟りを得た落ち着きを感じさせるときがあります(笑)。

 

お次左隣

「穭」:刈った後に生える稲。

刈り取った後の稲から青々とまた生えてくる稲には、生命力と哀愁を感じますね...

 

今回使用した辞書は岩波書店広辞苑第六版です。

 

ちなみに向こう三軒両隣の「むこう」ですが.....

「ひつじ」の項目を閉じたとき、重なり合う言葉は「びっくり」でした。

ひつじはやっぱり臆病者なんですかねぇ( ^ω^)・・・

 

ひつじの突進

おとなしい、かわいいひつじ。

のんきに草を食んで、眠るように反芻を続ける、平和の象徴的ひつじ.....

ですが、怒ると怖いのです。

 

www.youtube.com

 

怒った雄羊の突進の威力は古くから恐れられてきました。

その歴史は古代ローマにまで遡り、攻城戦で用いられた破城槌(シュルムボック)の先端には雄羊の頭が象られています。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/ca/Rammbock.jpg

 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a2/Medieval_battering_ram.JPG/170px-Medieval_battering_ram.JPG

また、現代においても破城槌は特殊部隊の潜入際、ドアなどを破る手段として使われています。この兵器の名はバタリング・ラム(Bettering Ram)。RAMは雄羊のラムです♪

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/81/US_Army_CID_raid.jpg

 

 

ヒツジノのひつじのコト

ひつじが好きだ!

ひつじが大好きだ!

今までも好きなものはたくさんあった。

登山、釣り、スキー、サイクリング、カヤック...

ゲーム、手芸、読書、ビリヤード...

 

そのどれもが興味深くて、どこまでも時間をかけて楽しめたけど、

いつも意識の底にはヒツジがむっくりと横たわっている。

 

ひつじのことをもっと知りたい。

ひつじに関することをしている時が幸せだから。

ひつじのことをポツリポツリと綴っていきたい。

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